パラパラスイカメモ

スイカ・フウのメモ帳

「風と共に去りぬ」~個人的ヴィヴィアン・リー祭り

私は今までヴィヴィアン・リーのことを知らな過ぎた。

というわけで、昨日から自主的にヴィヴィアン・リー祭りを開催している。

今日見るのはこれ。

以下ネタバレ注意。

 

  

1939年アメリカ公開。

「欲望という名の電車」は1951年だったけどもモノクロだった。モノクロ映画をあとからカラーにする方法もあるだろうが、「風と共に去りぬ」は、もともとカラー映画として公開されたのですかね。

 

 この頃に作られたカラー作品の映画には、『スタア誕生』(1937年)『白雪姫』(1937年)、『ロビン・フッドの冒険』(1938年)、『オズの魔法使』(1939年)、『風と共に去りぬ』(1939年)、『ファンタジア』(1940年)などがある(いずれもテクニカラー作品)。

 

カラー映画 - Wikipedia

 

どうやらそうっぽい。

色がきれいだなあと感じた。

 

↑前編ではなくて後編を貼ったのは、サムネのためですね。サムネ上部に映っている、この場所から、夕焼けと家と、手前にスカーレットさんが映るシーンがあってなあ…。それが序盤と最後にどーんと出てきて、きれいでなあ…。ああきれいだなあと思った。ド直球な感想だった…。

 

ほかにも、背景が赤くなって、手前の人物が黒く影になっているシーンが何度かあったな。夕焼けと、爆撃と。爆撃だったかな、単に炎だったかもしれん、とにかく赤かった。配色が美しい…と感じた。

 

スカーレットさんのドレスも、きれいだったなあ。最初は緑色のドレスを多く着ていたんだけども、後半、名前の通りスカーレット、緋色のドレスがメインになるんだよな。

 

 緋色はスカーレットとはしばしば同一視される。『緋色の研究』 A Study in Scarlet など、scarletが緋色と訳されることも多い。緋色は茜の赤色色素プルプリンを高純度に精製した染料の色である。それに対し茜色は、茜を精製せずに使った染料の色で、緋色より沈んだ赤である。

 

スカーレット - Wikipedia

 

同じWikiに

 伝統的に、炎の色とされる。

 

とも書いてあって、ああなるほろなあと…なぜか納得した。

 

どのタイミングで変わるのかはっきりわからなかったんだが、階段落ちの前後で変わる感じ…だったかな。長かったので、見直す気になれん…。外してるかも。あれがスカーレットさんにとって大きな事件だったという演出なのではなかろうかと、見終わってから推測した。(推測かい)。すみません…誰に謝っとるのか…。

 

緑というのはなんでだろうな。緋色の補色みたいなことなんかな。真逆の色みをまとうようになる…というのもスカーレットさんの激しさを象徴しているような。

 

カラーの方式で、使いやすい色があるのかなとも思ったが、「カラー映画」のWikiによると、もうこのころにはそれを克服していたようなんだよな。

 

初期のカラーフィルムは二原色で青や黄色の表現に難があったが、1932年には三原色式テクニカラーが開発されて、色の表現力・耐久性に問題がなくなった。らしい。

 

「風と共に去りぬ」は1939年だから、もう色の問題はなかったはずですね…。使われている色は、技術的問題とは関係ない理由で選ばれていた…のかなあ。いや、逆なのか。それまで映画で表現できない色が青・黄色だったんだよな。青と黄色を混ぜると緑になるから、緑はそれまで使えなかった色ということなのかな。けどもフィルムが良くなって使えるようになった、映画としては新しい色ということですかね。いや、わからん、想像でしかないんだけど。

 

「欲望という名の電車」で感じた、ヴィヴィアン・リーの演技の大げさ感は感じなかったな。個人的感想だけども。ドレスのせいもあるのかな。多少演技が大げさでも自然に見える画面だった、というのもあるのかもしれない。

 

で、差別の問題…。

「風と共に去りぬ」の舞台は南北戦争があった時代のアメリカなのですね。

 

 原作には人種差別問題や奴隷制の描写について問題になると思われる部分が多々あったため、映画化に際してそのような箇所は大きく省かれ、登場人物についても何人かの黒人奴隷が省略されている。デヴィッド・O・セルズニックは、「ぼくはどんな反黒人映画も作りたくない。われわれの映画では、黒人の扱いに極力、注意しなければならないんだ」と語ったという。

 

風と共に去りぬ (映画) - Wikipedia

 

デヴィッド・O・セルズニックという人は、「製作」の人らしい。製作総指揮?

 

 あくまで南部白人の視点からのみ描かれた本作は、「奴隷制度を正当化し、(オハラのような)白人農園主を美化している」ため人種差別を助長するとして根強い批判と抗議を受け続けている。特に黒人奴隷の描写を非常に強く批判されており、また白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)を肯定している点等も強い批判を受けている(主人公スカーレットの周囲にいる白人男性たちは、レット・バトラー以外のほぼ全員がクランのメンバーである)。

 

風と共に去りぬ - Wikipedia

 

こちらは小説版のWikiですね。原作にはこういった批判もあった。映画ではかなりそれを減らした、ということのようですね…私は原作を読んでいないので、確かなことは言えんのだけど。

 

個人的には…プリシーの描かれ方は、何というか…物議をかもしそうだなあという気はした。それを言ったらマミーとか…もうすべてが物議をかもしそうなんだけども、しかしまったく描かないとなると歴史を否定することになりかねないんだよなあ…。奴隷制度が存在したのは歴史的事実だろうし、それをなかったことにするというのも問題あるよなあ。しかし、いい面ばかり描くと絵空事と言われ、よくない面を描くと差別といわれる…というのはあるのかなあと感じた。

 

あと、正直、「欲望という名の電車」を見たあとは、ヴィヴィアン・リーよりもマーロン・ブランドが気になっていて、マーロン・ブランド祭りを個人的に開催したかったが、アマプラで見られるマーロン・ブランド映画は、あまりなくてですね…。

あるにはあるけど、少なかった。なのでヴィヴィアン・リー祭りになったのですね。で、WOWOWプラスに入ると、もっと見たい作品を見られるんかな?と思ったが踏みとどまった。

 

いや、まだアマプラだけで見られる作品も見終わってないし…。WOWOWプラスで見られる作品のチェックをしてから加入したいし…。みたいな迷いがある。

何の報告なんだ…いや、メモなので。今そう思ってるというメモでした。