「欲望という名の電車」を見て、ずっとうなっている
映画を見る。
今週は、↓このメモで「欲望という名の電車」について考えた。
…が、タイトルしか知らなかったスイカ。
(以上、このメモの今週のあらすじ)。
というわけで、見ます。
以下、ネタバレ注意。
1951年アメリカで公開。
…。
見たはいいんだが、なんか落ち込んだ。
う、うーん。
個人的に、ヴィヴィアン・リーの映画を初めて見たんだよな。で、初めて見るのでわからんのだが、いつもいつもこういう演技をしている俳優さんなのだろうかと…。思ったりした。もうちょっとヴィヴィアン・リー出演映画を見たほうがいいんだろうか私は…。
ううむ。よくわからん映画だなあ。
いろいろ賞を取っている映画らしいが、ちょっと納得いかない気がする…。ううん…。
取っているのはアカデミー主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞なので、脚本が評価されているわけではない…のかなあ。ううむ。さっきからずっとうなってるけど私。
タイトルについては、さっき貼ったマイメモでWikiを引用しているので、ここでは貼らない。実在した電車の名前なんだよな。かなりド直球であり、比喩でもあるタイトル…なのだと思うが。ううむ。
演技について思ったのは…ヴィヴィアン・リーの演技が、なんだか大げさだなあと感じた。そういう批評もされていた俳優さんなのですかね。それとも、そういう役柄だからそういう演技をしている…。のかどうか、ヴィヴィアン・リー初見の私には見抜けなかった。ううん。
話…話がなあ。
見たあとの後味の悪さが「時計仕掛けのオレンジ」に似ているかなあと思ったりした。話自体は似ていないけども。
この映画、もともとは戯曲だったらしいんだよな。舞台演劇ということですかね。そちらにあった設定が、映画では削られているらしい。主人公の夫の性的指向の設定とか。それがあったらどうだっただろうか…もっとわかりやすかったんだろうか。どうかなあ…ううん。
見ててよくわからんかった部分は…えーと。
どれが嘘でどれが本当なのか、混乱してしまったんだよな私…ううむ。
主人公の夫が亡くなった原因は本当なんだろうか…。主人公が夫を軽蔑していたというのは本当?でも、夫がいると自分にスポットライトが当たったような気がしていた?で、いなくなってスポットライトがなくなった?のか?…軽蔑していたのに?
と、ここら辺で「???」となったわたくし。ううむ。しかしこの辺って、主人公がミッチに言ったことなので、嘘の可能性もあるんだよな?そうでもないのか?
で、主人公がホテル暮らしをできなくなって妹夫婦の家に転がり込むことになった原因は、本当?なのか?
妹の夫とミッチが調べて証言してるから、たぶん映画内では本当のことなんだよな?
そうするとまた意味がわからなくなるのだが…。
えーと。お金が原因ではないんだよな?お金がなくなって妹夫婦を頼ったわけではなく、素行が悪くてホテルを追いだされた…んだよな?で、同じような理由で仕事をクビになった…。お金も一因ではあるかもしれんが、それ以前の問題があったんだよな?
んだが、妹夫婦が暮らす町は、貧困街…ではないんかな。主人公が工場勤めの人間をバカにするかのような発言があった気がするが、そういうことではないのかな。当時の工場というのは今と違う感じで、もっと勢いがあったんかな。だとすると、主人公が言っていたことは、今あるような職業差別とも違う気もする。当時、製造業は花形の職業だったのだろうか。…という私の言い方も語弊がありそうだが。職業差別をする気はないが、時代によって、社会の中での職業の扱いが違うだろうということを言いたくてですね…。調べてないのでふわっとしてるマイ言論。「気がする」連打。
いや…ううん。最初は貧困が問題のように見えるが、そうではないのかなと思ったんだよな…。主人公の満たされない思いが問題…なのかなあ。問題と言っていいのかどうか。ううん。満たされない思いというか、まあ欲望だよなあ。
ミッチが主人公の顔を明るいところで見て驚くシーンがあったんだよなあ。あれは何か…嫌なシーンだなと思った。
主人公の年齢はいくつという設定なのだろうか。30を超えた独身女性に対する風当たりの強さというのは日本だけではないのかなあ…と思ったりもしたが、いや、だから、そういう一般論で語っていいのかとやっぱり思う。もしそうだとしても、時代が違うんだけども。1950年代、70年くらい前のアメリカと今の日本が同じというのは何だかなあ感もあるし。あまりハッキリ言いたかない。
しかし、映画で描かれているのは、女性に求められる社会的役割みたいなこととは別の問題だよな…仕事クビになったりホテル追いだされたりするのは。社会的問題とは別の問題な気がするんだが。女性にも性欲があることを認めるべきだ、という方向に持っていくとジェンダーの問題になるんかなあ。いや…私はあまりそっち行きたくないんだが…。
なんでかというと、昔ならいざ知らず、今は経済力で突破できそうな場面が多そうだと感じて、ジェンダーの問題というよりも経済力、貧困の問題だという気がして…あまり何というの、ジェンダー問題だけを特別に扱う気にはなれんというか…景気回復とかとセットで語らんとダメな気がするが…気がするだけでなあ。詳しいことは知らん。
いや…ううむ。しかし、映画のあれが一般的な問題かというと、どうだろう…。どうなの、よくわからん。いや、別に主人公固有の問題でもいいけどもさあ。それだと「そうですか」しか感想がなくなるんだが…。どう考えればいいのかよくわからん。
最初から最後までうなってた。
ううむ。