「片目のジャック」~ヒアリングを試みる
映画見る見る。
今日明日と個人的マーロン・ブランド祭りです。
今日はこれ。
以下ネタバレ注意。
1961年アメリカ公開。
アマプラでマーロン・ブランド映画といったら「ゴッド・ファーザー」な気がするんだが、私、以前見てしまったのよね…。もう1回見てもいいけども、たぶん感想同じだと思うのねん…。マーロン・ブランドよりもアル・パチーノに気を取られてしまうと思うのねん…。
一番好きなシーンは、えーと誰だっけ、名前が思いだせない…思いだせないってどういうことなん…クレメンザかな。クレメンザがアル・パチーノに料理を教えるシーンが好きです。あと、テーブルの上に買ってきた惣菜をパッケージごと並べて食べていたり、立ったまま皿を持って食事していたりするシーンが好きです。食事シーンばっかりだなあ。本当に食事シーンが多い映画だよなあ。いや、今日見るのは「ゴッド・ファーザー」じゃないんだけども。
タイトルはどういう意味なんだろうか。「片目のジャック」。
片目のジャック(One-eyed Jack)とは、トランプにおけるハートとスペードのジャックの組み合わせを指す言葉である。
Wikiにはこう書いてあるな…。
Weblio辞書にはこうあった↓。
one-eyedとは
一つ目、ひとつ目、独眼、隻眼の
しかし、片目、一つ目の人物は出てこないんだよな。人物とは限らんのか、いや動物、建物、何だろう乗り物含め、たぶん片目っぽい感じのものは出てこないと思うんだが…。けっこうひねくれたタイトルなのですかね。よくわからん。
話は、西部劇っぽい感じですかね。何だかフワッとした感想だけども。
主人公が、わりといい人というのか…悪人だけどいいやつという、何とも言いようのないキャラクターだった。昔の映画ってこういうキャラ多いのかなあ。
西部劇なせいなのかな、主人公以外の…ロングワースかな、やっぱり名前がおぼろげなんだが、主人公の旧友。が、最後のほうでとんでもないブチ切れ方をして、奥さんに暴言を吐くんだが、それに衝撃を受けた。いやあ…まあそうなのかね。昔の映画だからかね。いや、リアリティを追究した結果なのかね。
…。それくらいしかストーリーの感想なかった…。
マーロン・ブランドのしゃべり方がですね…。「欲望という名の電車」でも思ったんだけども、口をあまり大きく開かない、特徴のあるしゃべり方で、それがすごくいいなと思ってですね…。何だか色気があって。言葉をはっきり発音してしまうと、色気ってなくなるものなんだろうか。よくわからない、色気の仕組み。そこに気を取られた。
で、気を取られたんだが、何をしゃべっているのか聞き取れないことが多くてですね…。特に、最後のほうのセリフが気になって、何度も聞き直した。
あ、えーと。
1963年までに米国で製作・公開され、作品中に著作権表記があるものの、公開から28年以内にリニュー(著作権再登録)をしなかった、または手続き不備のために米国の法律で権利放棄と見なされた(著作権再登録された場合は通常の保護期間)ために、現在パブリックドメインとなっている。
さっきの「片目のジャック」Wikiは「片目のジャック」全般だったんだけども、これは映画のみのWikiですね。ややこしい。
まあちょさっけんが切れてるからというわけでもないんだが…。
こういうサイトでですね。
英語の字幕、スプリクトが見られるのですね。で、気になったあのセリフは何を言っていたのだろうと見てみた。
その前にまず日本語の字幕から。
月のない夜 窓際にバカな男の姿を見たら それが俺だ
というセリフがあったのですね。最後のほうに。
このセリフがたいそう気に入った私は、原語(英語)で何と言っているのだろうと思ったわけです。
セリフはけっこう短い。日本語とは違う言い回ししてるっぽい…?
私の耳にはこう聞こえた…。聞こえたというか、聞こえてないんだけども。
more then dark night come see ya jacky has window me…?
ううん、何度聞いてもまったく分からん。聞き取れない。
というわけで、先ほどのサイトで字幕ファイルをもらってきて読みました。
こうでした。
One of them dark nights,
you're gonna see a jackass in the window,
まったく違うがな。ところどころ単語だけかすってるのが何だか悲しい。
そんなプアヒアリング能力。
でもなんか、ちょっと楽しかった。
最初 one of them かあ。なるほろなあ。
で、そういや途中で「あと1つでも何か言ったら…」みたいなやりとりがあってですね。1モアワードがどうのこうのという。
主人公に見切りをつけた仲間が2対1で対立するシーンがあって、そこで言われる売り言葉に買い言葉みたいな…そういうセリフなんですが。
つづりを言っているんだけども、何と言っているのか聞き取れなかった。
ジーアールイーアールエスイーアール…に聞こえた…
grerser
なのか?
と思ったが、そんな単語はなかった。
ここはさきほどのサイトの出番なのか?と思い、見てみた。
G-R-E-A-S-E-R. Greaser.
えっ。
あ、そう言っていたのか…。
で、どういう意味なん。
greaserとは
(自動車の)修理工、(汽船の)機関士、暴走族の若者
えっ。
ああそうなん。
意味見てもまだ意味わからんという、まさかの事態なんだがどうしたものか。
なんとなく差別的なニュアンスで言っていたのですかね…。
映画の内容そのものよりマーロン・ブランドのセリフ回しとか、英語のほうに気を取られた。ルイーザのセリフは聞き取りやすかったけども、どうなんだろ、確認しないけどちゃんと聞き取れてたんかね…。
ヒアリングはなあ。私は英会話しないし、いいかと思って、まったく気にしたことなかった。これからもそうだと思う。
聞き取れてないのにまったく反省しないプアヒアリンガー。
なんかすみません。
誰に謝っとるんか…。